物語を読もう!おすすめのノベル系アドベンチャーゲーム8選
根強い人気を誇るノベル形式のアドベンチャーゲーム
アドベンチャーゲームと呼ばれるジャンルの中で最もスタンダードなのがこのノベル形式のゲームだと思います。
古くは1980年代から存在し、1994年にはサウンドノベルの代名詞的ソフト「かまいたちの夜」が、2002年から2006年にかけては一大ブームにまでなった「ひぐらしのなく頃に」が公開されるなど、RPGなど他の人気ジャンルほどの爆発力はありませんが定期的に名作が出ているなといった印象を受けます。
そんなノベル系アドベンチャーゲームの中でも、フリーで遊べるものに絞っておすすめのものをご紹介します。
おすすめのノベル系アドベンチャーゲーム9選
実写画像が恐怖を引き立てる「頽廃ノスタルジア」
「邦画的ホラー」と銘打たれたコマンド選択式のアドベンチャーゲームです。
この作品でまず目につくのは実写画像を使用した背景の描写です。
作者のぐれっち氏がインターネット上で写真素材を提供(※現在はサイト閉鎖)されている方ということもあって、実に豊富でクオリティーの高い背景画像に目を奪われます。
そして第2に、このゲームではプレイを始める前に選択肢の有無を選択できるという点です。
選択肢無しを選んだ場合、プレイヤーは純粋にサウンドノベルとして物語を楽しむことができます。
しかしもちろん、選択肢無しで辿り着けるエンディングは1つのみ。
「頽廃ノスタルジア」のエンディングは全部で10個ありますので、コンプリートを目指すなら当然選択肢ありを選び、自らの行為を自らの意思で選択して行かねばなりません。
ちなみに、この作品を余すところ無く堪能したい方は、ぜひヘッドホンを付けてプレイしてみてください。
>> おすすめのノベル系アドベンチャーゲームその1 頽廃ノスタルジア ダウンロードページ
隠れた名作サウンドノベル「cubic3」
アダルト作品ではありませんが、おそらく物語の理解のし難さからプレイ推奨年齢が18歳以上とされているゲームです。
システムはシンプルな行動選択式のサウンドノベルなのですが、一般のサウンドノベルが選択肢によってその後の展開を変えるものであるのに対して、「cubic3」ではその後の展開だけではなくそれ以前に語られた内容の解釈の仕方まで変わってきます。
それぞれのエピソードを単体で見た時には何だか支離滅裂な話にしか思えません。
しかしそれらは全ての同じ世界の同じ時間軸上の物語の一部となっており、全てのエピソードを読み切ることで、あの時「僕」に何が起こったのかを知ることができるでしょう。
>> おすすめのノベル系アドベンチャーゲームその2 cubic3 ダウンロードページ
江戸川乱歩+横溝正史!?「鬼ヶ島」
昭和20年頃の絶海の孤島「鬼寄島」を舞台に繰り広げられる怪奇サウンドノベルゲームです。
雰囲気は江戸川乱歩風のレトロ怪奇ロマンで、暗くそしてシリアス。
また登場人物には、まるであの「犬神家の一族」を彷彿とさせる閉鎖的な富豪の一族などが出てきたりなど、まさしく昭和ミステリーといった感じです。
全体的に陰鬱な雰囲気のまま語られる物語ですが、本編を終えてから出現するおまけシナリオで何となく心が穏やかになるかもしれません。
>> おすすめのノベル系アドベンチャーゲームその3 鬼ヶ島 ダウンロードページ
人間の嫌な一面を垣間見る「好奇心は何かを殺し」
「好奇心は何かを殺し」は、心の奥の小さな闇や嫌な感じの雰囲気といった、じっとりと湿ったタイプの恐怖が味わえるショートノベルです。
出張で訪れた見知らぬ土地で、男は無人の屋台の群れに迷い込んでしまいます。
この男の好奇心は一体何を殺してしまうのか・・・?
プレイ時間10分程度の短い作品ですが、その後味は最悪で最高です。
>> おすすめのノベル系アドベンチャーゲームその4 好奇心は何かを殺し ダウンロードページ
ミステリーかと思いきや、途中から驚きの展開に?「残壊」
ある日の深夜、町の人通りの多い場所で4人もの人間が1人の少女に殺される事件が発生します。
このゲームは犯人の少女から殺人の動機を聞き出すことが目的のノベルゲームです。
一見すると現代風のサスペンスやミステリーかなと思うのですが、作者様も仰るとおり途中からファンタジーな要素が入ってきます。
そのため、もしかしたらプレイする人を選ぶかもしれませんね。
>> おすすめのノベル系アドベンチャーゲームその5 残壊 ダウンロードページ
主人公交差式サウンドノベル「3days」
ある街を舞台に、6人の男女の3日間の出来事を描くサウンドノベルです。
6人の物語はそれぞれ全く別のものなのですが、それらが相互に絡み合うことで複雑なシナリオを演出しています。
過去に「街 ~運命の交差点~」というゲームがありましたが、本作はまさしくこれを強く意識して作られていますね。
>> おすすめのノベル系アドベンチャーゲームその6 3days ダウンロードページ
女×男×女=復讐「赤い部屋」
『彼と、そして私を破滅させた、あの女を許せない。』
「赤い部屋」は、親友であったはずの人に裏切られ復讐を誓ったある1人の女性の物語です。
復讐する側と復讐される側、2つの視点でゲームは進行して行きます。
MIDI音源で作られたホラー・ミステリー調のBGMに、ぶっちゃけてタイトル画面を開いただけで「あ、やだなあ怖いなあ」と怖気づいてしまいました・・・。
>> おすすめのノベル系アドベンチャーゲームその7 赤い部屋 ダウンロードページ
ラノベ好きにはぜひおすすめ「獣道-白ノ刹那-」
「現代剣劇アドベンチャー」と銘打たれたこのゲームは、記憶を失った主人公と謎の組織との戦いを綴った作品です。
人体改造、異形の剣、謎の組織に巨大な陰謀、etc・・・。
ファンタジー要素が強めなのでプレイする人を極端に選ぶかもしれませんが、ライトノベルなどが好きな方にはぜひおすすめしたいアドベンチャーゲームだと思います。
>> おすすめのノベル系アドベンチャーゲームその8 獣道-白ノ刹那- ダウンロードページ
空いた時間に少しずつ?それとも最後まで一気読み?
さてさて、フリーのノベル系アドベンチャーゲームを集めてみましたが面白そうな作品は見つかりましたか?
基本的にどのゲームにもセーブ機能が付いていますので、空いた時間に少しずつ読み進めるのもよし、それとも最後まで一気に読破してしまうのもよしです。
ただし!
物語に没頭するあまりに貴重な睡眠時間まで削ってしまわないよう注意してくださいね?